先日、OpenAI社からChatGPT APIやWhisper API、GPT-4 APIなどが公開されました。それをもとに、モールス信号変換機やTalkGPTを作成しました。
ソースコードは公開しておりますので、その一部を書き換えるだけで、自分オリジナルのGPTチャットボットや翻訳機などを作ることができます。
PythonとHTML・CSS・JavaScriptの知識がある人は、ぜひ派生作品を作ってみてください
▽ ソースコード
https://github.com/MuseMyuzu/FlaskWithOpenAI
簡単にですが、ローカル環境でコードを実行する方法について解説します。
ローカル環境での実行
まずは自分のパソコン上(ローカル)で動かしてみましょう。
▽ ソースコード
https://github.com/MuseMyuzu/FlaskWithOpenAI
git clone できる人はそれでローカルにコピーします。
gitに自信がない人は、ソースコードが置いてある上のGitHubのサイトにアクセスしてください。
右上の「Code」から「Download ZIP」でファイルをダウンロード・解凍します。お好きな場所に置いてください。
自分の使いたいアプリのフォルダ + commonフォルダ
さえあれば動作します。例えばTalkGPTが使いたければ、talk-gptとcommonのフォルダだけ
開発環境の作成
Python3をインストールします。Anacondaを使っても構いません。
インストール方法は各自でお調べください。私はPython 3.11.1を使用しました。
仮想環境の作成をおすすめします。Pythonを直接ダウンロードした人は
python -m venv .venv
Anacondaを使用している人は
conda create --name .venv python=3.11
(.venvは仮想環境名。python=3.11でPythonも自動でダウンロード。)
さらに、追加で以下をインストールします。(pip install ○○
やconda install ○○
)
- Flask
- pykakasi
- openai
- python_dotenv
- google-cloud-texttospeech(TalkGPTを使う場合)
(注)Anacondaの人は基本的にconda install ○○を使い、それでダメなときはpip install ○○を使うべきとされています。私もcondaとpipの競合に悩まされたので、面倒な人はpip install ○○に統一してインストールしてください。
OpenAIのAPIキー設定
OpenAIのAPIのサイトから、APIキーを取得します。
OpenAIのアカウントを作成し、Developers>OverviewでAPIのプラットフォームに飛べます。
右上のPersonal>View API keysに行き、+ Create new secret keyを押すと、APIキーが取得できます。一度しか表示されないので確実にコピーしてメモっておきましょう。APIキーは他人に知られてはいけません。
できたら、common>pythonフォルダ内に「.env」ファイルを作成し、
OPENAI_API_KEY = "あなたのAPIキー"
を記入してください(あなたのAPIキーの部分に、メモしておいてAPIキーを入力)。
必要ファイル・フォルダの作成
- speech-to-morseフォルダあるいはtalk-gptフォルダ内に audio フォルダを作ってください。中身はいりません。
- common>templatesフォルダ内に google_code.html を作ってください。広告コードや Gtag を記載するファイルですので、テスト段階では何も書く必要はありません
実行
- 仮想環境を立ち上げます。
Python直接の人は .venv\Scripts\activate.ps1
Anacondaの人は conda activate .venv - アプリのフォルダ内に移動(cd speech-to-morseあるいはcd talk-gptなど)
- 初回のみ、set FLASK_APP=app.pyを入力・実行
- flask run でアプリ実行
- 127.0.0.1 にアクセス
するとアプリが動作します。あとはファイルを書き換えたりすることで、機能を追加したり改造することができます。
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